月とオリオン



冬に近づく空
凍えながら歩き出す
月とオリオンに向かって
2人だけのパレード

家が無い場所では歌い出し
家が在る場所では小声で歌う
距離が開いては縮まる
2人きりのパレード


遠くの星達は綺麗に輝いているけれど
影ができる程の月光で見えなくなってる
そう 恋は盲目 僕らは目を眩ませてしまって
大切な何かを見落とし 失っているのかもしれない


月と共に昇りゆくオリオン
反対の空には街の光
彼らはいづれその光と
日光に姿を隠すであろう

空高くまで昇ったオリオン
その下には僕らがいる
彼は小さな僕達を
どんな気持ちで見つめているのか

月とオリオンへ向かって
歩く2人のパレード
高くて広い闇の下
冷たい空気を掻き分けて

誰かを思い 誰かを想い
続く2人のパレード
橋を渡れば折り返し
温かい家への帰り道









あとがき

妹との夜の散歩の時に考えた詩です。
冬は空気が澄んでいるので
星がとても綺麗ですね。